しりがコントロールする自分

iPhone のショートカットの話

iOS 12以降にはショートカットという機能がある。 IFTTTに似たような、iPhone内の機能をサービスとしてみたときに、どんな時にどの機能をどう実行するを定義できて、それをショートカットで実行可能にするもの

ご多聞に漏れず、「Wifiを完全オフにする」「Bluetoothを完全オフにする」「音量を最小にする」というショートカットを作成し、実行しやすい場所に配置しているのだけれども (注記として、iOS 11から、コントロールセンターのWifi/Bluetoothをオフにするを押しても、既知の接続先に接続しなくなるだけで、アクセスポイントや機器を探すためのアンテナは起動したままオフにできず、完全オフにするためには設定画面を開かねばならない)

自宅から出た際には、このショートカットを使い、Wifiを完全オフにし、イヤホンを長時間使用しない場合も、Bluetoothを完全オフにするというルーティンが出来上がっていた。

Siriからの提案です

掲題の話になるが、先ほど画面ロック中のiPhoneに通知が届いた。 「Siriからの提案です。ショートカット「Wifiを完全オフにする」を実行しませんか。」 なるほど、今日はWifiをオフにしていなかったのだな、よし提案に従い私はショートカットを実行した。

考えればなんてことはない、時間や場所、また日々の行動から割り出されるWifiを完全オフにするという行動が、今日なされていなかっただけなんだけれども、ふと同じような行動を繰り返している「ルーティンとして意識してない」ことについてもSiriが提案して来たら、素直に受け入れられるだろうか。

「今日はトイレでスマホを利用していませんが、大丈夫でしょうか」

「今日は○○のコンビニで、飲み物と漫画雑誌を購入していないが大丈夫でしょうか」

「毎日○時間を使って操作していたスマホゲームを数日間起動してませんが、大丈夫でしょうか」

「何か月間の間、特定の相手とコンタクトをとっていませんが、交際関係に変化があったのでしょうか」

「何年間の間、毎年この時期に行っていた場所に今年は行っていませんが、家庭内や親族との交友に何か問題が発生したでしょうか」

今も寝食を供にしているスマホが、日々集積可能な情報を使えば、なるほどこれは可能に思われる。 ある日これを突然提案されたら、どこまでなら素直に受け入れられるのだろう。

Siri駆動生活

せやかて駆動、このSiri(これはSiriに限らない)に悟らせないために変化を絶えず続けることを意識して生活するというのも一つのライフハックとしてよさそうではある。

ルーティンを疎かに、蔑ろにすべきということではないが、毎日に変化を与えるためのトリガーになるのではとなんとなく思った。

ポケットに入れているのは幽遊白書の霊界獣の卵だと考えてみよう。